原点回帰の旅 原点回帰の旅

古から大切に守られた聖地を廻り、心を癒す、1泊2日の南城ひとり旅。

那覇空港から車で約30分。沖縄県南東に位置する南城市には、琉球を創生した神・アマミキヨにまつわる聖地が数多く点在します。そんな聖地のいくつかを廻り、自分のルーツに向き合う。今回は、南城市で心洗われる原点回帰の旅をご案内します。

Day 1 Day 1

聖地を巡りをしながら、マインドフルネスや禅の教え、心理セラピーという手法を用いて参加者に寄り添い、参加者が自分の心と向き合うお手伝いをするのが、「イーストホームタウン沖縄株式会社」代表で、セラピストでもある相澤和人さん。まずは、ありのままの自然が残る「百名ビーチ」を訪れます。砂浜を歩き、風を感じ、波の音を聞く……五感をフルに働かせることで、何を感じ、何を思い、何に囚われているのか、心との対話からスタート。ゆっくり歩くこと約20分。アマミキヨが上陸した際に、第一歩を記した場所とされる「ヤハラヅカサ」を見ながら歩き進め、アマミキヨが旅の疲れを癒やしたとされる「浜川御嶽」そばの岩場の下で一休み。美しく穏やかな景色を前に、セッションが始まります。これまでの人生の歩みを振り返るように、自分のルーツ、家族、仕事、一番印象に残った出来事……など、相澤さんのリードに応えながら、すこしずつ自分の原点を振り返るひと時。包み込まれるように穏やかな自然を目の前にすると、ガードしていた心の壁が少しずつ解放されていくようにも感じます。

自分のルーツを振り返った後に訪れたのは、日本の全国名水百選に選ばれた「垣花樋川」。雨水を豊富に蓄え、蒼青と茂る木々の力で清水となり、力強く流れます。休日になると、子どもたちが水浴びをして遊ぶ姿も。沖縄では、湧水の出る場所には、神が宿るとされ、とても大切にされています。この場所では、「感謝」をキーワードに、これまでの人生で何に感謝をするのか、気づきを得る時間となりました。

次に訪れたのは、琉球国王が聖地を巡礼した「東御廻り(アガリウマーイ)」の最後の拝所「玉城城跡」。天に届くかのように高くそびえる城跡に沿った階段を、一段一段確かめるように登り、頂上を目指します。

頂上からの絶景のパノラマビュー。東の先には、神の島と呼ばれる「久高島」も。美しい景色を前に、清々しさを感じながら、未来への決意表明を。聖地を廻り、原点に立ち返ることで得た、自分の中の気づき。雄大な自然に抱かれ、悠久の歴史に思いを馳せ、自らの内に在り続ける「根」に触れる旅。時に自然と流れる涙で感情を洗い、素の心で誓う決意は、これから続く日々の歩みの新たなスタートとも言えるでしょう。

聖地廻りの後は、南城市玉城當山にある「ビン food cafe ‘eju(イージュ)’」へ。季節の食材を使った、手作りメニュー。「自家製ローストと季節のカラベジサンド」や「自家製ミントのモヒート」でお腹も満たされます。

この日のステイ先は南城市知念久手堅にある「Riad Lamp(リヤド ランプ)」。建具、タイル、ランプなどは全てモロッコのオーダーメイド。洗練された大人のインテリアで統一された、全5室の隠れ家的ホテル。インフィニティプールの先には、美しい海と空の青いグラデーション。朝食には、地元の野菜を使ったサラダや、タジン鍋を使ったモロッコ風卵料理などがいただけます。異国に訪れたような雰囲気を感じさせる場所で、ほっと一息、一休み。

Day 2 Day 2

2日目の朝は、ホテル近く南城市知念安座真にある「あざま共同売店」へ。共同売店とは主に、近隣住人のために生活必需品を揃えた売店のこと。店主の藤原明美さんは、安座真の魅力に吸い寄せられるように移住し、地域住民に寄り添いながらコミュニティを築き、観光で訪れる人に安座真の魅力を伝えています。
売店の壁に描かれた可愛らしい絵は、安座真の魅力をデザインしたもの。ボランティアの方と一緒にワークショップ形式で塗りあげたのだそう。その一つ一つを藤原さんが丁寧に説明してくれます。会話の途中に、近所のおじぃや、おばぁが買い物に訪れ、ちょっとした会話が広がることも。旅先での偶然な地域とのつながりが、旅の楽しさをよりいっそう感じさせてくれます。

ここは「南城市地域物産館」。南城市のお土産を購入できるだけでなく、裏手の展望台からは東海岸の海を一望することができます。世界遺産「斎場御嶽」のチケットもここで購入しましょう。

「南城市地域物産館」のすぐ近くにあるのが「しびらんか」。南城市内の工芸作家のやちむんや紅型に加え、沖縄県内の作品も取り扱っています。

一つ一つ丁寧に作られた暮らしの道具。使い続けるたびに愛着の湧くものに囲まれた丁寧な暮らし。ステイホームや大人数での旅がなかなか難しい今だからこそ、自分に向き合い、前向きな気持ちになれる原点回帰の旅で、穏やかな時間を過ごしてみませんか。

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